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児童虐待をやめさせる!

児童虐待をやめさせる!

年々増加し凶悪化する傾向にある児童虐待。家庭の閉ざされた空間での虐待を早期発見する方法を特集!

■ 児童虐待を見つける

→ 家庭の様子
親が不安定で家庭生活が荒れていた場合、親のストレスは身近な弱い存在である子供に向かいやすく、虐待が発生してしまうことがあります。対象の家庭に次のような様子があった場合、虐待が発生している危険性が非常に高く、周囲の人間は注意が必要です。

  「激しい夫婦ケンカが耐えない。」
  「休日に家族で遊びに行く事がない。」
  「借金の取立てが毎日来ている。」
  「親が酒に酔っている姿をよく見る。」
  「子供が泣く声が良く聞こえる。」
  「電気・ガス・水道・電話などが止められている。」
  「掃除や洗濯などの家事をやっている様子が無い。」
  「夜遅くまで幼い子供が外に出されて遊んでいる。」

→ 子供の様子
身体的虐待やネグレストは身体に痕跡が残ったり明らかに虐待が見て取れるので、最も周囲が気が付きやすい虐待だと言えます。心理的虐待や性的虐待は表面上は判らず、その行動や性格をよく観察する必要があります。

  「体にアザ・切り傷・打撲痕・火傷などがある。」
  「攻撃から守ろうとする時に付く防御痕が腕や手にある。」
  「常に髪がボサボサで体が汚れており風呂に入ってない。」
  「服が汚れたり破けたりしている。」
  「学校に行っていない。」
  「無口で感情がなく笑顔もない。」
  「一人で孤独に遊ぶ事が多い。」
  「同年代の子供に比べて痩せており発育が遅れている。」

性的虐待や心理的虐待を受けていた場合、身体的虐待とは異なり表面的な怪我が見られないため分りにくいですが、心理的に悪い影響を受けているので普通の子供と違った行動を取りその点分かりやすいと言えます。例えば男性恐怖症であったり、グループで遊ぶことなく常に一人で行動していたり、または絵に心の闇が反映されていた事もありました。

■ 関係機関への通報

→ 児童委員・民生委員への相談
児童委員・民生委員とは、民生委員法に基づき任命された民間の奉仕者を指します。
住民の立場になって相談にのってくれて必要な援助を行い、問題解決のためのより具体的な提案をしてくれます。児童虐待の原因の多くは家庭内や地域とのトラブルであり、まずは民生委員も兼ねている児童委員に相談することで解決への道筋が見えてくるでしょう。児童委員は各市町村の区域にいるのであなたの近所にも配置されている身近な存在です

→ 幼稚園や学校への相談
周囲が幼稚園や学校に他の家庭の虐待に関する相談をした場合、学校には毎日児童と接して教諭がいるため児童の様子から虐待の有無を容易に推測できるので、実際に行われているか総合的な判断が出来ます。しかし虐待があると判断された場合でも学校はあまり積極的な介入はないと思われます。虐待に関しては学校にはたいした権限が無く、何か著しい痕跡があった場合でも家庭訪問程度の介入しかできません。

→ 児童相談所や福祉事務所への相談
児童相談所や福祉事務所は虐待に関して一番の権限を持っており、相談した際にもっとも良い対処を取ってもらえます。児童相談所は子供や家庭に対して調査を行い、医学的・心理学的・教育学的・社会学的・精神保健上の判定する権限を持っており、状況によっては必要な指導を行ったり子供を一時保護することもできます。福祉事務所とは児童福祉法の定める援護や育成、更生の措置に関する事務をおこなっており、各自治体に設置してある事務所で育児に関する相談を受け付けています。

→ 警察への相談
子供に危害が加えられる可能性や生命の危険があるなど急を要する場合は警察に相談、もしくは通報する事になります。しかしその際に重要なのは虐待と推察できる証拠をきちんと残しておくことで、それがなければ警察が介入できない場合もあります。例えば子供の傷跡の写真であったり、傷跡の様子を克明に記した日記や、医師による診断書など、いずれは裁判でも使用するであろう証拠はきちんと収集し保管しなければなりません。